ロシアでは少なくとも芸能の分野では日本人の需要があるはず
- 2018/5/20
- 対談
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浜田和幸 なるほど、それは面白いね。でも、どうですか。普段は日本でいろんな演劇活動とか俳優として活動されていて、日本にいてロシアの文化とかロシアのものに触れる機会、さっきNHKのロシア語講座とか、自分でスマホのアプリでロシア語を勉強されているって話だけど、一般の人からすると日本にいてロシアの文化なんかに触れる機会というのは、なんかこういうところに行けば生のロシアというか一端に触れられるという、そういうお勧めの場所は日本の中にありますか。
山本修夢 すごくいい物をチョイスされた、代官山にロシアの小物の雑貨店があるって聞いたことが。
浜田和幸 代官山に?
山本修夢 はい。あと、吉祥寺にロシアのカフェですか。
浜田和幸 ロシアカフェ、レストランが吉祥寺に?
山本修夢 はい。吉祥寺にあるって聞いて。そこはすごく味もあちらの味に忠実だ、みたいなお話を聞いたことあるのですけどね。
浜田和幸 山本さん自身はそこには?
山本修夢 行ってないです。
浜田和幸 行ってない。今度行かなくちゃいけないですね。
山本修夢 そうですね。
浜田和幸 そうですか。なるほどね。
山本修夢 こちらにいて、ロシアを感じることができるとこがないっていうのも、また日露の遠さの一つかもしれないなと。
浜田和幸 そうだよね。だって、日本中どこに行ってもチャイナタウン。
山本修夢 そうですよね。
浜田和幸 中華料理、中国の文化。それと比べると、確かに日本と中国はすごい歴史が深いのだけれども、ロシアだって大国ですごい文化もあって、日本とも歴史的な因縁、浅からぬものがあるのだから、もう少しロシアの文化に触れるような場所というのが、ぜひもっと欲しいと思いますよね。
山本修夢 そうですよね。
浜田和幸 だから今回、この日露経済文化交流促進協会もできたので、ぜひ山本さんに、その最前線で多くの情報を発信。
山本修夢 そうですね。
浜田和幸 日本の人にもロシアの人にも、日本語とロシア語両方でアピールできる、とても貴重なお宝的な存在だと思いますので、ますます今年日本のロシア年、ロシアの日本年を盛り上げる、そういう意味でも、次のこの5月の『ゾルゲ』のテレビ、ロシアでの放送開始と、6月には日露合作映画、これの撮影。これからもいろんな両国間の文化交流のいろんな場面でご活躍をいただくよう、われわれも全面的に応援したいと思いますので。
山本修夢 どうもありがとうございます。本当にあちらでは中国人と韓国人の方は多いですね。
浜田和幸 多いよね。
山本修夢 地続きっていうこともあると思う。だから、東洋人のテーマにした話でも中国人の話が多いのですね。日本人が全くいないので。でも、あっちは優秀な日本人を探している。予算がある作品だったら本当の日本人を呼びたいっていうことなのですね。
だから、日本人があっちに渡ったり、日本人のコミュニティーができるようになれば、日露の作品は大いにこれから増えていくと思うのですね。だから、そういう意味でも自分ももうちょっと頑張って、あっちを拠点にできるようにすれば、という思いはありますんで。
浜田和幸 なるほどね。
山本修夢 大いに頑張っていきたいと思っています。
浜田和幸 ぜひ頑張っていただきたいと思います。
山本修夢 ありがとうございます。