2) 3歳の頃から子役でデビュー、けれどもあまり馴染める世界ではなかった
- 2018/7/9
- 対談
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浜田和幸 そうですか。でも、以前、お父さまから聞いた話だと、シオンさんが、まだすごくちっちゃい頃に、町を歩いているときにスカウトされた。
中丸シオン はい。
浜田和幸 ていう話。それは幾つくらいのときですか。
中丸シオン 3歳くらいでしたか、スーパーで母と2人で買い物していたときに声を掛けられたそうです。それが、実は最初のきっかけです。
浜田和幸 きっかけで、それでコマーシャル?
中丸シオン そうです。コマーシャルとか。
浜田和幸 採用されたわけですよね?
中丸シオン はい。
浜田和幸 3歳のときからね。
中丸シオン 3歳のとき。3、4歳のときでしたか。
浜田和幸 最初は、何のあれだったのですか。コマーシャルは。お菓子か何か。飲み物?
中丸シオン ケンタッキーさんですとか。
浜田和幸 ケンタッキーフライドチキン。なるほどね。
中丸シオン ソフランCという、柔軟剤。
浜田和幸 柔軟剤、ソフランC、はい。
中丸シオン モデルさんの様なお仕事を。
浜田和幸 でも、最初どうでした? そういう3歳、4歳の頃から、芸能界じゃないけれども。
中丸シオン 大人の世界。
浜田和幸 スポットライトを浴びる、そういう世界ね。違和感っていうか、すんなり入っていけました?
中丸シオン セリフを覚えるのとか本当に嫌だったみたいで。嫌だ、やりたくないっていう感じだったそうです。
浜田和幸 本当?
中丸シオン 『あっぱれさんま大先生』ってご存じですか。明石家さんまさんが。
浜田和幸 さんまさんが?
中丸シオン 司会で、子どもたちと一緒にやる番組があったのですが。
『あっぱれさんま大先生』っていう。
浜田和幸 『あっぱれさんま大先生』。かすかに記憶があるな。
中丸シオン そうなのですよ。その番組にオーディションで受かって。
浜田和幸 オーディションで。
中丸シオン でも、私一人、本当にしゃべらないし、笑わないし、カメラも見ないし、言うこときけないし、ずっとお母さんの顔ばかり見ていたらしいです。本当に、やる気は全く。楽しんでもいなかったと思います。
浜田和幸 そうですか。でも、だんだん、なじんでいくわけですよね? そうでもなかったですか。
中丸シオン その当時は、私はあまりポジティブな記憶はなかったです。
浜田和幸 そうですか。
中丸シオン 学校も小学校を早退するっていうのは、すごく目立つことなのですね。
浜田和幸 そうだね。
中丸シオン 仕事に行くのに、小学校の校門に車が迎えに来るのですが、それがすごく嫌でした。
浜田和幸 だろうね。特別視されるからね。
中丸シオン はい。