中丸新将さんの今後の活動

  • 2018/4/30
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浜田和幸ー そうですよね。今は主な活動の分野っていうのは、どういうところにエネルギーを投入されているのですか。

 

中丸新将ー もともと僕は舞台ですから、舞台活動は続けていきます。来月、5月の26、27と、大分に、震災の。

 

浜田和幸ー 東日本大震災のね?

 

中丸新将ー 震災のオマージュみたいな舞台を、九州でやる、今その稽古をやっていまして、あとは、できれば世界中で映像の仕事もしたいですね。ロシア、中国、世界中、フランスもそうですけど、行って、いろんな人と付き合って、面白い監督やスタッフと出会って、エネルギーもらって、人生後半はそれやりたいですね。

 

浜田和幸ー ロシアのプーチン大統領っていうのが、なかなか力強いというか、結構マッチョでですね。毎年、彼は自分を被写体、モデルにしたカレンダーを作って、あちこちに売っているんですよね。大体、上半身裸でね。魚を釣ったりとか、動物となんか戯れるというか、格闘しているというかですね、ちょっと日本ではあり得ないような、そういうマッチョぶりなのですけれども。
だから、そのプーチン大統領なんか、やっぱり今、アメリカのトランプ大統領、中国の習近平国家主席と、どっちかっていうと、強権的なイメージですよね。やっぱり強いリーダーシップを発揮しないと、経済の問題でも外交の問題でも、なかなか目前の困難突破できないという面があるので、だから、プーチン大統領なんかのそういう立ち居振る舞いを見ていると、一方でちょっと恐ろしいという面もあるけれど、一方でカリスマというかですね、そういう多面的な部分があるんで、われわれなんか日本の中だけで、永田町のいまだに加計学園とか財務省のセクハラとか、もうちょっと、何ていうかな、すかっとしたような、そういうのが欲しいですよね。

 

中丸新将ー 本当にそうですね。

 

浜田和幸ー でも、今おっしゃった、アメリカでも、ロシアでも中国でも、フランス、ヨーロッパでも、これからもし新しい作品とか、そういうものを考えられたら、どこに一番、これからのさっき「後半役者人生かけたい」っておっしゃったでしょう。どこに一番エネルギーを傾けたいという具合に、今、考えておられますか。

 

中丸新将ー 今、俳優やっている若い子たちが、なんかワンステップ上がれるような、人と人との交流みたいな、そっちに重きを置いて、取りあえず、今、後輩の子がフランスで映画を撮ろうとして、一応映画学校で教えていたりしているのですよ。だから、そんなので、まず彼とか、そうすれば、もしロシアにそういう仲間が、今後できたときに、例えば、日仏露の合作映画とかできるのじゃないかなと、割とそれはもう身近に少しずつ考えています。

 

浜田和幸ー そうですよね。2国間だけじゃなくて、3カ国、多国籍っていうか、いろんな国の人たちが、違った文化的背景、歴史的背景があっても、一つの作品を作るという中で、交流を重ねて、理解を深めるっていう、これは今の、あるいはこれからの日本にとって、一番大事で、今欠けている部分だと思うのですよね。

 

中丸新将ー そうですね。本当、僕は政治のことは疎いですが、まず、わが国がアジアに目をもっと向けて、今度はヨーロッパのほうに向けて、アフリカと、だんだんこう、アメリカとはずっとあるでしょうが、もっといろんな国に。

 

浜田和幸ー そうですね。世界には200近くの国があるし、民族でいったら、何百何千と、多様な民族が暮らしているわけですから、そういう人たちとの違いを楽しむというか、みんなが全く同じじゃあつまんないからね。

そういうものをフォーカスして、分かりやすく、ダイナミックにかつ印象的に、紹介するのが、演劇であったり映像の強みですよね。
ロシアの映画とか、ロシアの演劇とか、さっきおっしゃったバレエとか、そういうものは時々日本でご覧になることはあります?

 

中丸新将ー 見ます。去年も見ましたね。舞台面白かったです。ものすごい面白かったです。

 

浜田和幸ー それは、ロシアの俳優さんたちが日本に来て、日本の舞台でロシアの演劇を?

 

中丸新将ー はい。世田谷のパブリックシアターっていうところでやったのですけどね。あそこで何日間かやりました。すごい俳優が来ているのですけど。ただ長くは引っ張れない。やっぱりギャランティー高いので。国家芸術家の人たちは、今度ドモガロフさんにしたって、ロシアってのは映像の仕事は特に、日払いなのです。どんなに、主役も脇役も、エキストラの方もその日に頂けるのです。

 

浜田和幸ー そうですか。

 

中丸新将ー はい。多分、ロシアぐらいではないかなと思いますが。あのシステムは素晴らしいですね。

 

浜田和幸ー その世田谷のパブリックシアターなんかでは、1週間ぐらい?

 

中丸新将ー そうですね。確か、短かったような気がします。シオンが最初見に行って。もう立ち見。もうちょっとやってほしいのですけど、その辺ももうちょっとこっち側が、財政的にもフォローしてあげてやれば、もっと幅広い人たちに見てもらえるのですよね。その辺も寂しいのです。

 

浜田和幸ー そうですか、なるほどね。ロシアの俳優さんたちは、もちろんロシア語で演じられると思うのですけれども、言葉は字幕かなんか出るのですか。

 

中丸新将ー 出ます。

 

浜田和幸ー じゃあ、ちゃんとストーリー展開ついていけるわけですね?

 

中丸新将ー はい、そうです。

 

浜田和幸ー でも『ゾルゲ』の撮影のときには日本語でよかったのですか、ロシア語?

 

中丸新将ー 私は日本語です。

 

浜田和幸ー 日本人の役だから?

 

中丸新将ー はい。ただ娘は、花子は、少しロシア語、ほんの少し。あと、ドイツ語少しという。

 

浜田和幸ー ゾルゲさんはドイツ系のロシア人ってこと?

 

中丸新将ー そうだったと思いますね、確か。だから謎を呼んでいる。そういう意味では、本当に分からないといわれている謎の人物ですけど。でも、ロシアでは戦争を止めたという英雄ですから、本当に。

 

浜田和幸ー だからモスクワには、ゾルゲの記念像もあるし、東京にあるロシア大使館の、ロシア人学校もゾルゲの名前が、ちゃんと冠に付いているっていうぐらいだから、日本での印象ともまた違う受け止め方が、ロシア人の間では普通ということですよね。

 

中丸新将ー それと先生ね、これは聞いた話ですが、ロシアの割と有名な映画大学って、幾つかあるのですね、ロシアにも、モスクワにも当然あるのですが、そこの大体1年生、教わることは黒澤明監督の映画、結構モチーフでまず教材に使われています。

 

浜田和幸ー そうですか。だからよく、黒澤監督の『七人の侍』とか、いろいろありますけれども、ロシアでも随分ファンというか、多いらしいですね。

 

中丸新将ー 多いらしいです。だから、今回のセルゲイ監督も好きな監督の3人挙げたうちの最初が、やっぱり黒澤明です。「すごい」って言っていました。

 

浜田和幸ー なるほど。ということは恐らく、黒澤監督に限らず、日本の映像というか、最近はクールジャパンといって日本のアニメとか、そういう日本のファッションとか、結構ロシアでも人気だから、コスプレの大会なんかね、ロシアの若い人たちが、日本のアニメの衣装で、集まってくるっていう話を聞くわけですから、そういう文化っていうものを通じた理解、早いと思うのですよね。

 

中丸新将ー そう思います。特に若い子たちが飛び付いてくる、フランスなんかもそうですよね。アニメなんかすごいですから、僕らより知っているぐらい、アニメ文化はすごいですね。

 

浜田和幸ー そうですよね。ぜひ、そういった意味では、長年日本の舞台を引っ張ってこられて、後進のかたがたも指導されているわけですから、そういう中で、日本の若い俳優さんたちも、もっともっと世界に目を向ける。
ロシアっていうのは、本当に日本とは隣国ですよね。でもなかなか、一番、隣国であるにもかかわらず、感覚的には随分遠い、近くて遠い国という印象があるので、やっぱりそこを突破する意味で、舞台とか映画とかテレビ、

そういうものが果たす役割はとても大きいと思いますので、一緒にわれわれも、新しく日本とロシアの文化経済交流促進協会ができたので、いろんな意味でそういうところの底辺を広げていくという形で、活動をこれから展開していきたいと思いますので、ぜひ中丸新将先生も中心の旗振り役を演じていただきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

中丸新将ー こちらこそ、よろしくお願いいたします、どうも。

 

●事務局から

浜田和幸の日露対談、今回は文化・芸能です。
浜田和幸さんと日本を代表する名バイプレーヤー、俳優 中丸新将さんに対談を行っていただきました。

中丸新将さんの俳優の原点はロシアの『スタニスラフスキー』という意外な事実。中丸新将さんが出演されたロシア国営テレビの全12話の大作・大河ドラマ『ゾルゲ』。その放映が日本で行われることの制約の多さ、困難さが、現在の日露間の課題のひとつで、浜田和幸さんも問題解決にご尽力するとのことです。

フランス語も堪能な中丸新将さん。その視線の先にはロシアを始めとする海外にも向けられているようです。俳優 中丸新将さんのあくなき探求心と役者魂を感じました。

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